大越09 大越01 第1回 第3回


コラム3回目では、LAST CAMERAを組み立てるときに、よくある失敗と対処法を解説します。 実はコラムを担当しているわたしも、LAST CAMERAの組み立て最中に小さなパーツの扱いに苦戦したり、間違えてしまった箇所がちらほら。そんなつまづきやすいポイントと対策をご紹介。
みなさんがLAST CAMERAを組み立てる際の参考にしていただけたらと思います。
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LAST CAMERAに限らず、プラモデルの組み立て作業でよくやってしまう失敗は「パーツの組み立て間違い」です。
どんなに気をつけていても、向きを間違えて取り付けてしまったり、中に組み込むパーツを忘れてそのまま組み立てを進めてしまうことがあります。
でも大丈夫!接着剤を使わなくても組み立てることができるLAST CAMERAは、「しまった!組み立て間違えちゃった!」と気がついたときに、分解してやり直すことができます。ここでは、一度組み立てたパーツを分解する方法をご紹介しましょう。

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上の写真はLAST CAMERAのレンズの部分です。 レンズを保護するための外枠やカバーは、ぎゅっと押し込んで組み立てる、はめ込み式になっています。一度組み立ててしまうと、手で分解するのがちょっと大変。 そこで、道具を使って分解する方法を紹介します。

替刃式のナイフを用意する方法


コラム第2回で登場した、替刃式のナイフを用意します。 替刃式のナイフがないときは、金属の定規などの薄い板状のもので代用できます。 パーツの合わせ目にナイフの刃先を差し込みます。ナイフの刃を、左右にぐりぐりと動かしてパーツに隙間をつくります。この時、ナイフでパーツにキズを付けないようにしましょう。

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隙間を慎重に広げます


隙間を慎重に少しずつ広げていくと、パーツが自然にポロっととれます。 隙間を広げるときに力を入れすぎると、パーツの接続部分が折れることがあります。様子をみながら少しずつ丁寧に分解しましょう。
point
分解したあとは説明書をよく確認して、正しく組み立て直しましょう。

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フレームを取り付けたときに、大きな隙間や不自然なパーツのゆがみが出来てしまうときは、内部に組み込んだパーツが間違っている可能性が非常に高いです。 おかしいと感じた時は、一度分解して説明書と照らし合わせながら、向きの確認を行うとよいでしょう。

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パーツの向きが逆だった


上記の写真の隙間の原因は、リールギヤセットのパーツの向きを表裏、逆に取り付けてしまっていたことが原因でした。このように表と裏で形状が違うものは、取り付け間違いに特に注意したいパーツです。
おかしいと感じた時は、一度分解して説明書と照らし合わせながら、向きの確認を行うとよいでしょう。

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レンズに指紋がついてしまった


LAST CAMERAには撮影用のレンズとファインダーレンズが付属しています。レンズを組み立てるときは、ホコリがついていないか、よく確認して組み立てましょう。 組み立ての途中で、うっかりレンズを触ってしまって指紋がついたときは、メガネ拭き用のクロスで拭いてあげるときれいになります。

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LAST CAMERAの組み立てで、最も苦労するポイントは、なんといってもパーツに引っ掛けるバネでしょう。 実はわたしも、組み立てる最中にバネをびーん!と飛ばしてアワアワしてしまいました。 ここでは、バネの取り扱いに関するポイントを紹介しましょう。

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箱を用意しよう。


バネの取り付け作業をするときは、箱などを用意するとよいでしょう。バネをパーツに引っ掛けるときに外れてしまうと、勢いよく飛んでいってしまいます。箱でまわりに壁をつくるだけでも、バネが遠くに飛ぶのを防ぐことができます。 小さなバネを指でつまんで取り付けるのは大変です。ピンセットを使うと、かなり楽に作業をすることができます。

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ピンセットを使おう。


ピンセットを使ってバネをパーツに引っ掛けます。付属しているバネの長さは4種類。説明書をよく読んで、使用するバネの長さを確認して取り付け間違いのないようにしましょう。
point
バネやネジを紛失したときは、メーカーに連絡してパーツ購入することができます。※パーツ購入については、パーツ購入ページからどうぞ。
www.superheadz.com/parts/

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バネのつけ忘れに注意しよう


巻き上げノブ、シャッターボタン、裏蓋ロックレバーなどに、バネを使用します。写真の丸で囲んだ部分は、バネを入れ忘れやすい部分です。忘れないように注意しましょう。
point
ボディを組み立てたら、レンズを取り付けて、巻き上げノブの動きや、シャッターがきちんと作動するか確認します。動作確認を行い、不具合がなければ前後のカバーを取り付けます。

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キットに付属しているドライバーを使ってネジ止めしましょう。小さなネジをパーツの奥まった部分に入れたい時は、ピンセットを使うと作業がスムーズです。 樹脂製のカメラなので、ネジをあまり強く締め込みすぎると、各部分の動きが鈍くなることがあります。ほどほどでOK。

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ドライバーのひっかかりが大事


ドライバーのひっかかりが不十分だと、ドライバーがずれてしまってネジ頭の十字にキズがついてしまい、ネジ穴がなくなってしまうことがあります。
point
ドライバーはネジの十字にしっかり押し付けながら回します。回す力より、押し付ける力を強くするイメージでネジを締め込みます。

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バネやネジの取り扱いや、パーツの組み立て忘れに注意して組み立てを進めていきましょう。組み立て解説動画、「猿でもわかるLAST CAMERA組み立て方法」の動画も合わせて参考にしてくださいね。 次回は組み立て終わったカメラに色を塗っていきます。好きな色を塗ったり、カスタムができるのもプラモデルの魅力です。世界にひとつのLAST CAMERAを作って楽しみましょう!

大越15 第2回 第4回
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モデラーとして雑誌のホビー特集企画の 作例製作などを担当。プラモデルのナビ ゲーターとして、模型の楽しさを広める 活動を積極的に行っている。 近著は『はじめてだってうまくいく ガンプラ塗装の教科書』(大泉書店)。
http://www.054taste.jp/
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