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「九字を切ってはいけません」
なぜ? と思われた人もいますよね。
九字は専門の技術が必要な護身術の1つ。
九字を切るのであれば、基本知識を身に着けなければ危険です。
- そもそも九字を詳しく知らない
- 九字を切ってはいけませんってなぜ?
- 九字の安全な切り方
本記事を最後まで読んでいただければ、上記のことがわかります。
では、九字について詳しく解説していきますね。
九字切りは、忍者や陰陽師が使う護身術です。
神仏が宿っているマントラを9つ唱えながら、空中で手刀を切っていきます。
アニメやゲームで「臨兵闘者皆陣烈在前」を唱えながら手刀を切る。
そんなバトルシーンを見たことはありませんか?
それこそが九字切りです。
まずは
- 九字を切る意味
- 「臨兵闘者皆陣烈在前」の意味
- 神道における九字の切り方
を紹介していきます。
これが九字切りの基本知識となりますので、しっかりとチェックしてください。
九字を切るのは、悪いものから身を守るためです。
占いやスピリチュアルが好きな人には、江原啓之さんのサイトや本で「九字切り」について知った人もいますよね。
本来九字切りとは、占いではなく呪術に近いものです。
護身術として使われていて、起源は中国道教の六甲秘術とされています。
もともと修行の一環として使われていたものが、穢れから身を守る護身術として広がっていきました。
九字を切る際には、高い集中力を要します。
そのため、忍者や武士の集中力アップ訓練として使われていたのです。
九字を切る意味としては、身を守るためです。
では、「臨兵闘者皆陣烈在前」が持つ意味について解説します。
「臨兵闘者皆陣烈在前」は、「臨む兵、闘う者、皆、陣をはり列をつくって、前に在り」つまり、強いものが自分の目の前にいるとの意味です。
この9字は真言(マントラ)となっていて、敵から身を守るとの意味合いから始まったとされています。
「臨兵闘者皆陣烈在前」にはそれぞれ神仏を当てはめる考え方があります。
九字 | 仏 | 神 |
---|---|---|
臨 | 毘沙門天 | 天照皇大神 |
兵 | 十一面観音 | 八幡神 |
闘 | 如意輪観音 | 春日大明神 |
者 | 不動明王 | 加茂大明神 |
皆 | 愛染明王 | 稲荷大明神 |
陣 | 聖観音 | 住吉大明神 |
烈 | 阿弥陀如来 | 丹生大明神 |
在 | 弥勒菩薩 | 日天子 |
前 | 文殊菩薩 | 摩利支天 |
諸説あり、これが全てではありません。
どこからこの考えが広がったのも定かじゃないため、一説の1つとお考え下さい。
九字それぞれに神仏が当てはめられるほど、この九字には大きな力が宿っていると考えられます。
「臨兵闘者皆陣烈在前」は、目の前に敵がいる、自分よりも強力なものが前にいるとの意味です。
修行に使われていたことを考えると、目の前にどんな強い敵がいたとしても打ち勝つ強さを持て。との意味合いがあったと考えられます。
九字にもさまざまな形があり、「臨兵闘者皆陣烈在前」はその1つに過ぎません。
「臨兵闘者皆陣烈在前」は仏教や陰陽道のもので、神道の九字はまたマントラが異なります。
「天 地 元 妙 行 神 變 通 力(テンチゲンミョウコウジンペンツウリキ)」
画像のように、左から右、上から下、最後に斜めに九字を切っていきます。
そして再度息を二度吹きかけてください。
九字を切った後は、一拍おいて場を清めてください。
神道の九字を心に刻んだ後は、心が緩まないように心がけましょう。
仏教の九字と使い方の基本は変わりませんが、切り方や意味合いが神道とは少し異なります。
詳しいやり方が伝わっているのは「臨兵闘者皆陣烈在前」なので、九字を今から覚えたい人は、「臨兵闘者皆陣烈在前」からやってみてください。
「九字を切ってはいけません」
その理由は、修行をしていない素人が見よう見まねですると危険だからです。
アニメやゲームで見たことがある人で、手元の形を学んだことがある人はいますか?
九字はただ空中を手刀で切っているだけではなく、決められた手の形があります。
もちろん雑念がないように集中していないといけないですし、せめて瞑想がしっかりできる位の集中力がないと危険です。
九字を適当に切るとどうなるのか?
よく言われている3つの危険な理由を解説していきます。
九字切りは本来修行を行わなければならない作法です。
そのため素人が見よう見まねでやったところで、効果は一切ありません。
効果がないだけならいいのですが、心の中に邪念がある場合は要注意です。
意識的でなくても、人を傷つけたら必ず自分に返ってきます。
因果応報は必ずあるので、魂の中には呪術で人を傷つけた履歴が残るのです。
それがどのような形で現れるのかはわかりません。
ご自身の不調なのか、身内に不幸が訪れるのか。
そもそも素人が九字切りを行ったときに、人を傷つけたかどうかも本人にはわからないですよね。
どんなしっぺ返しが来るかわからないので、九字を切ってはいけないと言われているのです。
先ほども軽くお伝えしましたが、九字切りには修行が必要です。
宗派によって修行の内容は異なります。
例えば密教であれば、修行を重ねて伝法灌頂(でんぽうかんじょう)により秘術を授けられた僧しか使えないものです。
そもそも呪術を使う場合、生まれ持っての霊力が必要です。
だからこそ、素人が見よう見まねでやっても意味がない、むしろ危険だと言われるのです。
九字切りは護身術の役目があるので、わかりやすくいうとバリアを張ったような状態。
バリアが張られていると悪いものは近づけません。
「だったら安全なのでは?」
そう思う人もいますが、悪い気が近づけないということは、いい気も近づけないのです。
そして、何も近づけないほどのバリアを張ってしまうと、自分から出てくる邪気が行き場をなくします。
もちろん修行を重ねた僧であれば、邪念や邪気を払っているので大丈夫です。
しかし見よう見まねでやる素人は邪念だらけですよね、
そしてバリアを張ったなら解除しなくてはなりません。
つまり、後始末ができないことはやってはいけないのです。
「安全に九字を切れ、後始末もできる」
その状態になるまでには、修行が必要です。
素人が「九字を切ってはいけません」と言われるのは、効果がない上にリスクが大きいからです。
素人が安易に九字を切ると、低級霊に取り憑かれる可能性があります。
何度も申し上げている通り、素人の九字切りには何の効果もありません。
ただ、万が一効果が出てしまった場合がやっかいなのです。
例えば、とても倍率が高い就職試験を受けたとします。
「絶対に受かりたい」その一心で九字を切った場合、相手に向かって「落ちればいい」と念を送ることになります。
念を送られた方は落ち、あなたが受かる。
落ちた相手が「次こそ受かりますように」と神頼みをしたとしたらそこからが大変です。
実はこういう低級なごちゃごちゃに関して、わざわざ神様は動かないことがほとんどです。
その代わり、神社にいる低級霊はこのようなゴタゴタが大好物。
九字を切った相手を特定し、九字の力の倍返しをします。
低級霊がするのは、しっぺ返しだけではなく切ったその場で「何の力もないのに」と馬鹿にしたくていたずらすることもあります。
低級霊にバカにされる、低級霊にやり返される、その時点で、神様は引いてしまうのです。
守護神がいなくなった後は、低級霊の独壇場です。
どのような霊障が現れるかはわかりませんが、心身に不調が現れる人もいます。
低級霊はあまりよくないものが多く、関わらないのが大前提です。
素人の九字切りは、低級霊との接点を作ってしまうので辞めましょう。
とくに「誰かを陥れたい、自分だけが勝てればいい」という気持ちでの九字切りは禁忌中の禁忌ですよ。
修行を積んだ人が行う九字には、邪気や悪霊から身を守ってくれます。
もちろん効果を出すためには、ちゃんと力のある人から学ぶのが必須です。
なんとなく九字を知ってはいるけれど、何に効果があるのかを知らない。
そんな人こそ、ぜひ九字の効果を知ってください。
九字切りを正しく行うと、除霊効果があります。
インターネット上に出ているのは、あくまで基本的な作法のみ。
実際には、手の組み方や心の持ち方など修行した人にしかわからないことがたくさんあります。
修行を飛ばして面白半分で除霊を行うと、その場にいる霊を怒らせる可能性があるのでやめましょう。
除霊は「霊を払う」だけで、九字切りには「浄霊」はできないとされています。
浄霊は霊を成仏させるためのもので、可能ならプロにお願いしましょう。
何かにとりつかれていると感じたら、霊を払わなければ! と思いますよね。
きちんと修行をしていれば「私には何もできません」「お帰りください」と心で唱えながら九字を切ればOKです。
ただ、修行をしていない場合、そもそも心で唱えると九字が切れないとなる可能性もありますよね。
素人が遊び半分に九字を切ると、取り憑かれている実感がなくても、その場にいる霊を怒らせてしまうこともあります。
九字を使った除霊は、神仏と繋がれるプロに依頼してください。
九字切りには、場の邪気を断ち切る効果があります、
九字切りには強い浄化のパワーがあるためです。
「正体不明の嫌な気持ちになる」そんなことってありませんか?
多くの場合、今いる場所に不浄なものがあることが原因。
九字をきる際にできる碁盤の目で悪いものを断ち切るという説が有力です。
嫌な場所からは離れればいいのですが、学校や職場などそうはいかない場合も多々ありますよね。
嫌な場所でも離れられないときに、九字切りが有効です。
ただし正しいやり方でやらないと効果がありませんので、九字切りを行う際には注意が必要です。
修行を積んで正しく行うと邪気との縁を切れます。
九字切りの最大の効果は、精神統一です。
元々が集中力を高める修行のために作られたもの。
九字をきりながら心の中にある邪念を取り除くのが目的です。
瞑想がしっかりとできるようになっていれば、心の浄化につながります。
精神統一がしっかりでき、不安から心を守れれば邪念や邪気が入らなくなるため、身を清められるのです。
九字をうまく切れない人は、まずは心を無にする瞑想を行ってください。
自然に瞑想ができるようになれば、心に邪念がなくなった証拠です。
そして九字を切ると、より集中力を高められます。
安全に九字切りをする方法をお伝えします。
本来は修行を行わなければならないのですが、修行をせずとも九字をきりたい人のために、手軽にチャレンジできる方法です。
今回お伝えする2つのポイントをせめて意識できるようになるまでは、危険なので九字切りをしないようにしてください。
九字切りをする前には、必ず意識を整えてください。
九字切りはただの手の動きではなく、とてつもないパワーを持っています。
そのため、心の中が整理整頓されていないと危険です。
私たちの心の中には、常にいいものと悪いものが混在しています。
九字切りで邪気払いをしたつもりが、心の邪気に負けると同じ波動のものを引き寄せます。
そうすると、心に悪いものが入ってしまい心の不調を招きます。
九字切りは高い集中力を要します。
そして心身の状態が影響するので、九字切りを行う前には心を整えておきましょう。
心の状態と波動の状態は常にイコールなので、九字切りに邪念は大変危険ですよ。
九字切りを行う際には、瞑想ができるようになっておいてください。
瞑想は「今」に集中するものです。
- 呼吸の状態
- 周囲の音
- 自分の心の状態
思考を止めて、感情や感覚を研ぎ澄ませなければなりません。
雑念がたくさんあると、瞑想ができなくなってしまいます。
九字切りを行う際にも、瞑想以上の集中が必須です。
危険な状態で九字切りを行ってしまわないためにも、まずは瞑想の習慣を作りましょう。
瞑想ができなければ、九字切り不可能です。
「今、この瞬間」に集中できる心の状態を作るのがマストです。
九字を切ったら、必ず解除してください。
九字は良いもの、悪いもの、全ての気を遮断してしまいます。
思わぬことがおきてはいけないので、九字を切ったあとの解除方法を紹介します。
- 1.【オン・アビラウンケン・ソワカ】と3回復唱
- 2.【オン・キリキャラ・ハラハラ・フタラン・バソツ・ソワカ】と3回復唱
- 3.【オン・バザラド・シャコク】と1度唱える
- 4.指を弾き鳴らしして刀印を解く
1-4までを順に行ってください。
素人の九字切りには効果がないとお伝えしましたが、本当に怖いのは効果があるかどうか、術がかかっているかどうかが自分ではわからないことです。
そのため、軽い気持ちで九字を切った場合でも、九字の解除法を必ずセットで行いましょう。
九字を解除しないと、いい気も入ってこないので運気の低下につながってしまいます。
九字を切ってはいけないなら、マントラを唱えるだけならOK? 有力な説は見つけられませんでしたが、唱えるだけでも九字の効果が出る可能性があります。
もちろん九字は手の動きがセットです。
しかし自分の周りに低級霊がいる場合、呪文だけでも「九字?」と寄ってくるかもしれないのです。
低級霊はとにかく余計なことをしたがります。
自分の心にある邪心を読み取り、他者へのダメージにも繋がりかねません。
気軽な気持ちで唱えていい呪文ではないため、心を落ち着かせて邪念を払うまでは唱えるだけでもやめましょう。
「九字を切ってはいけません」その意味は、マントラ混みのものです。
危険なのは手の動きだけではないので、マントラを唱えるだけでもよくない反応が出てしまう可能性がありますよ。
九字切りは、正しい知識だけでなく修行がマストです。
インターネットの知識だけで気軽に行うのはNGです。
「九字を切ってはいけません。」
そういわれるのにはきちんとした理由があります。
もし九字を切りたい場合は、やり方と解除方法を学び、心を落ち着けた後に行ってくださいね。
安易な気持ちで手を出すと、後でつらいしっぺ返しを味わうことになりますよ…。