【参拝注意】成田山にいってはいけない3つの理由|行ってはいけない人も特徴も解説

成田山新勝寺は、不動明王を祀ったお寺です。

歌舞伎役者の市川團十郎と深いつながりがあることでも知られています。

そんな成田山新勝寺には「行ってはいけない」という説がありますよね。

実際には、行ってはいけないことはないのですが、タイミングがかなり重要です。

成田山新勝寺に行ってはいけないのはなぜ?

平将門との関係は?

どんなご利益が?

など、成田山新勝寺に関する話を解説していきます。

ぜひ最後までチェックしていただき、正しく成田山新勝寺に参拝してくださいね。

成田山に行ってはいけないといわれる3つの理由

成田山新勝寺に行ってはいけないというのは、さまざまな説があります。

その中から有力な3つを紹介します。

もちろん、全て科学的根拠のない話です。

あくまで俗説、迷信の域を出ない話ではありますが、俗説や噂を気にしすぎて影響が出てしまう人がいるのも事実ですよね。

有名な説を紹介していくので、成田山新勝寺へのお参りをするかどうかの参考にしてください。

神様から嫉妬されるかもしれないから

成田山新勝寺へ参詣すると、不動明王の嫉妬や怒りの感情に触れた結果、その感情を自分に引き寄せてしまう可能性があります。

  • 不動明王の嫉妬心から、恋愛や仕事などの人間関係がうまくいかなくなる。
  • 不動明王の怒りの感情に触れて、心身に不調をきたす。

不動明王の強力な力に対する畏敬の念から、成田山新勝寺へ参詣しないという習慣が残っています。

神仏の嫉妬心は珍しい話ではありません。

もちろん、科学的根拠はありませんが心配性の人やネガティブに引っ張られやすい人は、成田山新勝寺に行くのを避けたほうが無難です。

成田山新勝寺に祀られている不動明王の嫉妬心に触れてしまうと、人生によくない影響があります。そのため行ってはいけないと言われています。

軽い気持ちで行くとしっぺ返しがあるから

成田山新勝寺へ参詣する際には、不動明王の強力な力に対して尊敬の気持ちを持って行くのがおすすめです。

「成田山新勝寺って誰のところ?」「不動明王って?」などのように、何も知らずに行くのは最悪です。

  1. 動明王の功徳や成田山新勝寺の歴史を調べる
  2. 不動明王の守護を感謝の気持ちを示す
  3. 不動明王に真摯な祈りを捧げる

この3点を意識すれば、不動明王の怒りや嫉妬心を刺激する可能性を減らせます。

神仏は、お参りする人に基本的には優しく対応してくれます。

しかし、不動明王は怒りを象徴する仏様です。

お参りする人の感じ方次第ではありますが、怒りや嫉妬の感情を受けやすいのであれば、事前に情報を調べてからお参りしましょう。

成田山はカップルでいくと別れるとされている

成田山新勝寺にはカップルで行くと別れるという説があります。

カップルで行かないほうがいいというのは、出雲大社のような女性の神様がいる場合ですよね。

しかし成田山新勝寺は不動明王。

その根拠は、入口にある総門の脇に弁財天堂があるからです。

弁財天様はとてもやきもち焼きです。

確かに科学的根拠はないので、信じるか信じないかはあなた次第です。

実際に近くの町内会では、夫婦別々で参ることと決まりがありました。

その決まりを破った人のご主人が病に倒れなくなったという話が伝わっています。

実際に何が起こるのかは、行ってみないとわかりません。

だからこそ、行かないほうがいいという説が気になっている時点で、夫婦やカップルでは行かないほうがよいのでは? と言われています。

夫婦で行く場合は、総門手前から先は1人1人で行ってください。

成田山新勝寺にカップルで行くと別れるというのは、入口にいる弁財天様の影響です。

信じるか信じないかはあなた次第ですが、気になる人は避けるのがおすすめです。

成田山新勝寺の基礎知識を紹介

成田山新勝寺に関する基礎知識を紹介します。

神様や仏様にお参りする際には、その寺院に関する情報を調べるのが基本です。

何も知らずに行くと「信仰心がない」と判断されて、ご利益が得られません。

これから紹介する内容をしっかりチェックして、成田山新勝寺への参拝に備えてください。

願いを叶える御護摩(おごま)

成田山新勝寺の御護摩は、成田山新勝寺で毎朝行われる真言密教の儀式です

願い事の成就を祈願するために行うもの。

御護摩の流れは、まず参拝者が御護摩札を購入し、御本尊に願い事を込めて合掌します。

その後、導師が護摩壇で護摩木を焚き上げ、真言密教の修法を行います。

そして、最後に護摩木を御本尊の前に供えて、願い事の成就を祈念し終了です。

成田山新勝寺の御護摩にかかる費用は下記の通りです。

  • 御護摩料:5000円・10000円・20000円
  • 特別御護摩料30,000円・50,000円・10万円以上

料金によってどのような違いがあるのかは、公式サイトにも書かれていませんでした。

御護摩に使われる札には、木札と小型札の2つがあります。

交通安全・旅行安全・航空安全などは、原則小型札になるとのことです。

家に大きな木札を飾れない人は、希望によって小型札へ変更が可能です。

御護摩の時間は、その時期によって異なります。

御護摩を受けたい場合は、開始時間の10分前までに受付を済ませてください。

郵送やFAXでも受付していますので、遠方の方でも受けられます。

FAXの場合は、受けたい日の10日前までと記載があったので、時間に余裕を持って申し込みをしましょう。

お不動さまの御霊徳を貰える御火加持(おひかじ)

御火加持(おひかじ)は、成田山新勝寺の御護摩の際に行われる儀式です。

大切なものに御本尊の加護を授けるために、御護摩の炎に当てるようにかざします。

御火加持を受ける対象は、鞄や財布、薬など、大切にしているものがおすすめです。

御火加持は、成田山新勝寺の参拝の際には欠かせない儀式です。

願い事を叶えたい人は、ぜひ受けてみてください。

お不動さまの7つの誓いとは

お不動さまの7つの誓いは、不動明王が衆生を救済するために立てた誓いです。

  • 第一誓い:奴僕(ぬぼく)の行(ぎょう)
  • 第二誓い:羂索のおさとし
  • 第三誓い:磐石(ばんじゃく)の決意
  • 第四誓い:燃えさかる火炎(かえん)
  • 第五誓い:ゆるぎなき御心(みこころ)
  • 第六誓い:利剣の智恵
  • 第七誓い:加持力(かじりき) 

簡単にそれぞれを解説していきます。

・第一誓い:奴僕(ぬぼく)の行(ぎょう)

奴僕の行とは、お不動様が慈悲の心から奴隷(主人に奉仕する人)となり、人々に加護を与えることを言います。

人々は、お不動様の行いを見て、他者への奉仕の誓いをたてたそうです。

奴僕の行は、見返りを求めない慈悲の心で奉仕を行うこと、

日々の行動に置き換えれば、相手の立場に立った行動をするだけで十分です。

思いやりの心を持って、「自分がされて嫌なことはしない」を心に誓っていればOKです。

・第二誓い:羂索のおさとし

お不動様は左手に羂索(けんさく)を持っておられます。

これは、人にとが悪い方向へ向かいそうなとき、この綱を引っ張ってでも正しい道に導く貯めにものです。

自分だけが成功できればいい。

これじゃお不動様の教えを考えた時には、間違いと言えます。

自分だけでなく、お互いに助け合う気持ちを大切にしましょう。

お不動様のありがたい教えの一言です。

・第三誓い:磐石(ばんじゃく)の決意

盤石とは、お不動様が座っている重く大きな石のことです。

お不動様は、全ての人を救い導くという決意を示すために、石の上にお座りになっています。

煩悩に負けず、何事にも屈しない忍耐力をはぐくむための教えです。

・第四誓い:燃えさかる火炎(かえん)

お不動様がずっと包まれている火炎は、努力の象徴です。

お不動様が燃え盛る火炎の中にずっといるように、人々にも努力を重ねることでしか道は開かれないことを示唆しています。

火炎の中に入れということではありませんが、忍耐や努力の大切さを説いています。

・第五誓い:ゆるぎなき御心(みこころ)

お不動様が盤石の上に座っているのは、悟りを求める心が不動だということ。

自分の力を発揮し、人生を切り開いていくためにも、冷静さを失わないようにしましょう。

冷静に物事を受け止められれば、何事にも動じずに対処できます。

そしてその冷静さが、人生を切り開いていくために大切となります。

・第六誓い:利剣の智恵

利剣(りけん)は、お不動様が右手に持っている剣のことです。

物事の善悪を見極める正しい判断の象徴で、心の迷いを断ち切ってくれます。

心の迷いには、怒り・貪(むさぼ)り・愚かさなどをさします。

貪るとは、良くない習慣を続けたり、欲望のまま求め続けること。

真実の自己に目覚めるための、洞察力は心の迷いに邪魔されてしまいます。

そのため、迷いを断ち切るための教えが、利剣の智恵です。

・第七誓い:加持力(かじりき) 

加持力(かじりき) とは、仏様が慈悲の心で私たちをお守りくださる力を受け止める信心を表しています。

私たちが感じ取れているかは別として、仏様の大慈悲は常に注がれています。

しかし私たちにその大慈悲を受け止める力や余裕がなければ、本来の効果は発揮されません。

仏様の慈悲の力を感じ取れるように、信心の心を持ちましょう。

成田山新勝寺に行ってはいけない人3選

成田山新勝寺に行ってはいけない人を紹介します。

成田山新勝寺と神田明神はあまり良い関係にあるとは言えません。

もちろん、今回紹介する内容に科学的根拠はないですが、迷信を信じてしまう人は避けたほうがいいでしょう。

神田明神に参拝した人

神田明神と成田山新勝寺は、平将門を巡る因縁があります。

平将門は、平安時代末期に武蔵国を拠点に反乱を起こした武将です。

平将門をめぐる因縁については、諸説ありますが成田山新勝寺と神田明神を一緒にお参りするのはタブーというのが共通認識です。

将門は、神田明神の神主の娘を妻に迎え、神田明神と深い関わりがあったとされています。

一方、成田山新勝寺は平将門の乱の際、御護摩を焚いて戦乱が鎮まるように祈願をしたそう。

その祈願の最後の日、平将門が討たれたとされています。

平将門を祀る神田明神と、平将門の乱が鎮まるように願った成田山新勝寺。

この二つの相性があまり良くないとされるのは、関係性があまり良くないからです。

将門塚に行った人

平将門の首塚に行った人も、成田山新勝寺にはお参りしないほうがいいです。

平将門の乱を早く何とかしたいと思った当時の朱雀天皇は、下総国公津ヶ原で不動護摩の儀式を行ったとされています。

そして、この儀式をきっかけとして平将門の乱が終わり将門は戦死。

不動明王の霊験だと喜んだ朱雀天皇の命により、成田山新勝寺は開山しました。

この経緯を考えると、将門からすれば成田山新勝寺を良く思わないのは当然ですよね、

だからこそ、平将門の首塚に「パワースポット」としてお参りした後、成田山新勝寺に行くと「裏切られた」と将門の怒りをかう可能性があります。

平将門と成田山新勝寺は決していい関係性とは言えません。

だからこそ、平家の血を引く人や将門を信仰している人は成田さんに行かないとされています。

平将門の首塚に行った人は、成田山新勝寺への参拝は避けたほうが無難です。

(参考:Wikipedia-平将門-

信仰するものが違う人

成田山新勝寺の教えに対して、信仰心がないのであればお参りしないほうがいいです。

かなり有名なお寺なので、パワースポットとして参拝する人は多いです。

しかし、お不動様がいくらありがたい教えを伝えてくれても、信じる心がなければその教えは自分の中に入っていきません。

例えば、キリスト教を信仰していたり、別の神様を進行していたりすると、お不動様の教えは届きません。

あちこちの神様にお参りすることを良く思わないとの説もあるため、信仰心がないなら井耳がないとも言えるのでお参りしないほうがいいでしょう。

成田山行ってはいけない人|スポット別

成田山新勝寺には、本堂以外にも弁財天堂や出世稲荷があります。

それぞれご利益が異なりますが、お参りには注意点が存在します。

  • どんな人が行ってはいけないのか
  • なぜ行ってはいけないのか
  • どんなご利益があるのか

それぞれ解説していきます。

カップルや夫婦|成田山新勝寺【弁財天堂】

成田山新勝寺にある弁財天堂は、七福神の中で唯一の女性神である「弁財天」を祀っています。

弁財天は、七福神の一人であり、音楽、芸能、学問、財宝の神。

成田山新勝寺の弁財天は、江戸時代初期に大休禅師が、京都の清水寺から勧請して祀ったのが始まりとされています。

弁財天堂は、本堂の西側に位置し、木造の二階建てで本堂と同じく、朱塗りの外観が特徴です。

毎年6月には、弁財天の縁日である「弁財天祭礼」が開催され、多くの参拝客で賑わいます。

弁財天堂にカップルや夫婦で行くと、弁財天様が嫉妬し別れるという説があります。

地元の信仰心の強い人は、夫婦で訪れても必ず別々にお参りする程徹底されています。

そもそも弁財天様は音楽や芸能の神様です。

恋愛や結婚の神ではないので、カップルで行く意味もあまりないのかもしれませんね。

最悪なのは、信仰心がないのにカップルで行くことです。

軽い気持ちで行くと、縁切りや不幸を招く可能性があるため注意しましょう。

再訪する気がない人|成田山新勝寺【出世稲荷】

成田山新勝寺の出世稲荷は、商売繁昌・開運成就・火伏せのご利益があるとされるため、何度も参拝するのが基本です。

出世稲荷は、江戸時代初期に、成田山新勝寺の開山である日蓮上人の弟子である大休禅師が、京都の伏見稲荷大社から勧請して祀ったのが始まりとされています。

出世稲荷の像は、江戸時代初期に作られたもので、国の重要文化財に指定されています。

そして毎年2月に出征なりの縁日である「出世稲荷祭り」が開催されます。

出世稲荷は、参拝したその場で授かるのではなく、継続して参拝することで徐々に現れるとされています。そのため、初詣や合格祈願などの特別な機会だけでなく、普段から定期的に参拝することが大切です。

その場限りのお参りや、お礼参りをしない場合神様に怒られる可能性があるため注意しましょう。

出世稲荷は、信仰心を持って何度もお参りするのが大切です。

ご利益を得たい場合は、特に日頃から感謝の気持ちを示しておきましょう。

成田山新勝寺に伝わるスピリチュアルサイン

成田山新勝寺に伝わるスピリチュアルサインを紹介します。

  • お守りやお札に触れたときに、温かみを感じる
  • 参拝中に、不思議な体験をする
  • 参拝後に、良いことが起こる

成田山新勝寺には、かなり強いパワーが宿っています。

そのため天使や高次元との距離が近いと感じる人も。

そして、神様からの力を強く感じられると、上記のようなサインが出ます。

もちろん参拝後に良いことが起こるのは、神様からのご利益なのでスピリチュアルサインとは違うかもしれません。

お守りやお札には神様の力が宿っていて、温かみを感じたら不動明王の力を感じられていると言えます。

スピリチュアルサインを感じやすいのは、本堂・弁財天堂・出世稲荷です。

神様との距離が近いほど、力を感じやすくなりますよ。

成田山に関するよくある質問

成田山新勝寺に関するよくある質問を紹介します。

成田山新勝寺についてしっかりと理解してから参拝すると、より高いご利益を感じられます。

成田山新勝寺へのお参りを検討されている方は、全ての質問にしっかりと目を通してください。

成田山のお守りにはどんなご利益がある?

成田山新勝寺のお守りには、さまざまなご利益があります。

種類ご利益
厄除け・開運災難や不幸から身を守り、幸運を招く
交通安全交通事故やトラブルから身を守る
学業成就学問や試験に合格し、学業を修める
商売繁昌商売が繁盛し、利益を上げる
安産・子授け無事に安産し、子宝に恵まれる

ご自身の叶えたい願いに合わせたお守りを選びましょう。

またお守りは、汚れたり破れたりした場合は買い換えてください。

常に一緒にいることで、ご利益を感じやすくなりますよ。

成田山観光をする際のモデルコースって?

成田山新勝寺のモデルコースを紹介します。

あくまでこれは1例ですので、ご自身のベストコースを見つけてくださいね。

1日目

・午前:成田駅に到着後、成田山新勝寺に参拝。本堂、弁財天堂、出世稲荷などを参拝。

・午後:成田ゆめ牧場や成田山名物「成田山名物 みそかつ」を堪能。

2日目

・午前:成田山新勝寺の境内にある「成田山参道商店街」を散策。

・午後:成田山周辺の観光スポットへ。香取神宮や成田山表参道商店街など。

成田山新勝寺周辺は、人気の観光スポットです。

休日は混雑が予測されますので、早朝がおすすめです。

成田山(神社・仏閣)に 歓迎されてないサインはありますか?

神様は基本的には来る人を拒みません。

しかし「今じゃないよ」とタイミングが合わないときや、相性の良くない神様を参拝しようとすると、神様から拒否されることがあります。

  • 突然天候が悪化する
  • 神社までの道に迷う
  • 突然予定が狂う

代表的なのは上記の通りです。

拒絶されやすいのは、神社への敬意がなかったり自分本位の気持ちが強まっていたりする時です。

歓迎されていないサインがあるときに、無理やり参拝をするのはあまりおすすめできません。

どうしても神社参拝をしたい場合は、感謝の気持ちを伝えたり参拝作法を守ったりしてください。

神様にきちんとお気持ちを伝えることで、歓迎されやすくなりますよ。

成田山新勝寺はなぜ有名?

成田山新勝寺が有名である理由は下記のとおりです。

  • 1000年以上の歴史を持つ寺院だから
  • 年間1,000万人以上の参拝客が訪れる、日本有数の観光スポットだから
  • 不動明王の加持力があるパワースポットだから
  • 成田屋(市川團十郎)と深いかかわりがあるから

さまざまな理由がありますが、不動明王由来の由緒正しいお寺であることで有名になっています。

由緒正しい成田山新勝寺のパワーをぜひ感じてくださいね。

【まとめ】成田山新勝寺はタイミングをきちんと守って行きましょう

成田山新勝寺に行ってはいけない。なんてことはありません。

もちろん、カップルや夫婦では行かないほうがいい、平将門との因縁などさまざまあります。

成田山新勝寺の歴史を知ることは、信仰心に繋がっていきます。

正しいタイミングでお参りすれば、ご利益を得られますので、ぜひ成田山新勝寺に行ってみてください。

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